生徒集客の方程式
ホームページを制する教室に生徒は集まる!
これは、「ホームページを自分のものにすると生徒が集まる」「ホームページをちゃんと対策すれば生徒が集まる」という意味です。
では、なぜホームページがそれほど大事なのでしょうか?
その答えはシンプルで、ほとんどの人が習い事教室を「ネットで調べるから」「スマホで調べるから」です。
電話帳のタウンページで習い事教室を探している時代は、タウンページに広告を出せば生徒さんが集まりました。
雑誌の「ケイコとマナブ」で習い事教室を探している時代は、「ケイコとマナブ」に広告を出せば生徒さんが集まりました。
「フリーペーパー」で習い事教室を探している時代は、「フリーペーパー」に広告を出せば生徒さんが集まりました。
しかし、今は「ネットで習い事教室を探す時代」です。だからこそ、「ホームページ」を頑張らないと生徒さんが集まらないということなんです。
SNSで習い事教室は探さない
今は、みんなSNSをやっていて、InstagramやTwitterをやってるから、そこで情報発信をしたり広告を出したりすれば、生徒は集まるのか?というと、そうでもありません。
その理由はシンプルで、みんなInstagramやTwitterはやっていても、そこで習い事教室を探していないからです。
習い事教室を探そうと思ったときに、インスタやTwitterから探そうと思う人はほとんどいないんです。
ほとんどの人は、習い事教室を探す時に「ネット」で検索をします。GoogleかYahoo!で「英会話スクール」「ピアノ教室」と検索をして、出てきた教室のホームページを見て、比較検討します。
だから、「ホームページが一番大事」なんです。
「普通のホームページ」ではなく「生徒を集めるためのホームページ」が必要
ほとんどの教室が、すでにホームページを持っています。
「自分でがんばって作ったよ!」「知り合いに作ってもらったよ!」「100万円以上かけてホームページの制作会社に作ってもらったよ!」という方もいるでしょう。
さらに「更新作業を頑張ってるよ!」「検索で上位ヒットするようにSEO対策を頑張ってるよ!」という方もいるかもしれません。
しかし、「ホームページがあるだけ」では全然ダメなんです!
的外れとまでは言わなくても、「普通のホームページ」ではなかなか生徒は集まりません。教室の情報をただ載せているだけではダメなんです。その状態で的を得ない対策をいくら頑張っていても、上手くいきません。残念ながら、時間の無駄なんです。
この状態を例えるなら、以下のようなことと同じです。
- がんばって勉強したのに希望の大学に合格しなかった。
- 合コンに行ったのにいい出会いがなかった。
- がんばって料理を作ったのに美味しくなかった。
- 話題のダイエットに取り組んでみたけど、全然痩せなかった。
- がんばって仕事してるのになかなか昇進しない。
- 英会話スクールに何年も通っているのに英語が喋れるようにならない。
これらは、やれば必ず結果がついてくるものでもないですし、やみくもにがんばっても結果がついてくるものでもないですよね?
ホームページも同じです。生徒を集めるためには「普通のホームページ」ではなく「生徒を集めるためのホームページ」を作らないといけません。そして、対策の進め方にもちゃんとコツがあります。
生徒集客の方程式
実は、生徒募集には「方程式」があります。方程式というと難しい印象を受けるかもしれませんが、単純な掛け算です。
ポイントは「3つの対策が掛け算によって成り立っている」という点です。
①“1番の教室”になるための教室づくり
②教室を信頼してもらうためのホームページづくり
③ホームページを見てもらうためのアクセスづくり
これら3つの対策がすべてできていたら生徒さんは集まりますが、反対にどれか1つでもできていなければ、生徒さんは集まりません。現在、生徒さんが集まっていない場合は、①〜③どれかの対策が上手くできていないということです。
では、生徒が集まらない教室のパターンを具体的な例で見てみましょう!
分かりやすくするために、それぞれの対策を10点満点で数値化します。まったくできていない場合は0点、しっかりできている場合を10点とします。
【ケース1】これと言った特長がなく、競合に負けている教室
まずは、教室づくりが全然できていない例です。
教室づくりは、大手スクールを真似たようなレッスン内容で独自性や専門性、楽しさが全く分からない。
ホームページづくりは、ホームページ無料作成サービス(Jimdo、Wix、Ameba Ownd、Crayonなど)で自分で作った。
アクセスづくりは、ブログやSNSの更新をがんばっている。特にSEO対策をがんばっている、という状況の教室です。
図でも示している通り、それぞれ10点満点で表すと「0点×3点×6点=0点」ですね。1000点満点中0点です。
大手スクールを参考にしたり、大手スクールと差別化しようとしたりした結果、似たような教室をつくってしまうことがよくあります。
大手スクールと同様のレッスンを、大手よりも小人数制にしたり、レッスン時間を少し長くしたり、2割ぐらい安い料金で提供したりすれば生徒が集まる、と勘違いして失敗してしまうケースです。
耳が痛い話かもしれませんが、この勘違いによって失敗する人がとても多いんです。もう少し詳しく説明したいと思います。
有名な大手スクールVS街の小規模教室
今度は、「有名な大手スクールVS街の小規模教室」を比較してみましょう。以下の図は、レッスン内容に大差がない場合の比較です。
実は大手スクールを基準に、少し差別化した教室を作って失敗するケースが非常に多いんです。まずは、大手と小規模教室の違いをしっかりと理解しておきましょう。
大手スクールには圧倒的なブランド力と信用がある
まず左側からですが、大手スクールは莫大な広告宣伝費をかけて、ブランド力を高めています。圧倒的なブランド力があるんです。だから、始めからある程度の信用と信頼があります。ここが何よりも大きなポイントです。
名前を知っている安心感があります。多くの人が駅前のどこにスクールがあるかも知っています。テレビコマーシャルには好感度の高い女優さんが出演していて、普段から好印象を受けています。さらに、レッスンがマニュアル化されているため、一定品質のレッスンを提供してくれる安心感があります。
めちゃくちゃ上達したり、めちゃくちゃ楽しかったりはしないかもしれませんが、それなりに上達したり、それなりに楽しめることが保証されているような感じです。
サポート体制もシステム化されており、大手ならでは!と感じるような充実したサポートがある場合も多いです。
全国に教室があり、多くの生徒さんを上達させた実績も持っています。ホームページを見ても、夢を掴んだ人や未来が開けた人のキラキラした実績が掲載されています。
小規模教室は「疑いの目」で見られる
一方で、街の小規模教室は、一般の人から見るとまったく知らない教室、まったく知らない誰かがやってる教室です。そのため、当然のことながら信用も信頼もありません。口コミで情報を聞いている場合もありますが、多くの場合、ゼロからのスタートです。
ホームページを見て、どんな教室か判断しようとしますが、知らない経室ですから基本的には「疑いの目」で見始めます。始めから好意的に見てくれる人はまずいません。
大手スクールと同じような特長を並べて、大手スクールと同等またはそれ以上のレッスンをします!と謳っていても、言葉だけでは誰も信じてくれません。
「レッスン時間が20分長い」「料金が2割安い」「少人数制レッスン」程度の差別化では、大手スクールのブランド力や安心感を越えることはできず、魅力的に感じてもらえません。
目に見えている部分だけで差別化しても、大手に勝てないのは、目に見えている部分が氷山の一角だからです。
伝え方によっては、裏目に出て、レベルやクオリティが低い教室に見られてしまうこともあるでしょう。
サポート体制については振替ができることぐらいしかホームページに書かれていないことが多く、大手スクールと比べると劣っている印象を受けます。
また、ホームページを隅々まで見ても、生徒さんの声などの情報が掲載されていないことも少なくありません。あったとしても、テンプレートのような、ありきたりなコメントが匿名で掲載されているぐらいです。
さて、あなたならどちらの教室に通ってみたいと思いますか?この状況で絶対に街の小規模教室の方がいい!と言う人はいないと思います。
生徒さんは、習いごと教室に「上達したい」「楽しみたい」という目的を持って通います。だから、もし同じような内容なら、信用・信頼ができて、安心して通える、大手スクールの方が選ばれてしまうんです。
【ケース2】「胡散臭くて、まったく信頼されない教室」
2つ目は、ホームページづくりが上手くできていない例です。これは、海外の有名なメソッドを習得してきた先生や、研究家タイプの先生の教室に多く見られます。
教室づくりは「そのメソッドで指導できる講師は日本で数名」「研究熱心で指導法には絶対的な自信がある」という点を前面に出しています。一部の人にとってはすごく魅力的な教室ですよね。遠方からでも通いたい教室です。
ただ、ホームページ作りが上手くいっていません。
指導法に自信があり過ぎて「日本一すごいレッスンをします」と言ってみたり、他の教室、特に大手スクールのやり方を全否定したり、誰も知りたくないような自慢話や専門的な話を延々として、信頼を大きく失ってしまっています。
街の小さな個人教室が、大手スクールや有名スクールのやり方を全否定して「私の方がいいレッスンをします」「日本一すごいレッスンをします!」と言っても、誰も信じてくれないどころか、胡散臭くさえ見えてしまうんです。
また、自分の話ばかりする人や、人のことを悪くいう人も信頼されません。
本当はすごく人気の教室になる可能性を秘めているのに、ホームページでのメッセージの伝え方を大きく間違っているせいで、お問い合わせが全然ありません。
アクセスづくりは、ホームページやブログのページ数が多いところが検索エンジンに評価され、そこそこできています。
ただ、このケースも「7点×0点×5点=0点(1000点満点中)」です。
【ケース3】口コミの紹介に頼って生徒を集めてきた教室
続いて、アクセスづくりができていない教室の例です。
ネット時代になる前から続いている教室で、教室づくりはしっかりしています。これまでは口コミだけで生徒が集まっていました。
インターネットが苦手でホームページによる集客を後回しにしてきた結果、ここ数年で口コミの紹介が減り、生徒さんが減少し続けています。
ホームページが必要だと思い、家族や友人に相談したら、とりあえずのホームページを作ってくれたがこれでいいのかどうかも分からない。そのような状況です。
アクセスづくりについては、生徒さんからGoogleで検索しても教室のホームページが出てこないと言われるが、原因も対処法もまったく分からず何もしていない。
こんな状況の教室からも、よく相談を受けます。ホームページがあるだけでは全然ダメ!という良い例でもあります。
【ケース4】対策に悩みながらも、がんばっている教室
ケース1からケース3は極端な例でしたが、多くの教室はこのケース4のような状況だと思います。
SEO対策を中心に、できることを見つけて試行錯誤しながら、がんばっていると思いますが、対策のポイントがずれていたり、対策の順番が間違っていたり、大事なことが抜けていたりして、結果につながっていないケースです。
100点満点中で96点ならいいのですが、残念ながら1000点満点中で96点です。1割にも達していません。
月に1〜2件、数か月に1〜2件のお問い合わせはあるかもしれませんが、十分ではありません。
ケース1からケース4まで、生徒さんが集まらない教室のパターンを見てもらいましたが、あなたの教室に当てはまるものはありませんでしたか?
「これ、自分のことかも……」と感じた方は、生徒が集まらない理由を実感していただけたのではないでしょうか。
これから説明する対策を実施していただければ、飛躍的に改善すると思います。教室づくり、ホームページづくり、アクセスづくりが出来て、継続的に体験レッスンのお申し込みやお問い合わせが入る教室になるはずです。
3つの対策のゴール
生徒集客の方程式の具体的な対策方法については、この後すぐに説明していきますが、その前に「ゴール設定」と「対策の流れ」について見ておきましょう。
教室づくりのゴールは、『こんな教室を探してた!』と喜んでもらうことです。誰のための教室にするかを決め、その人のニーズを徹底的に満たし、独自性・専門性・楽しさを打ち出し、“1番の教室”になります。
ホームページづくりのゴールは、「見学・体験してみたい!」とお問い合わせをもらうことです。そのために、見込み客の関心・興味を引き、感情に訴えかけて心を掴み、お問い合わせを獲得するホームページをつくります。
アクセスづくりのゴールは、「検索したらすぐ出てきた!」と存在に気づいてもらうことです。GoogleやYahoo!の検索エンジン、SNSやブログ、習い事教室や地域の情報サイトから多くの見込み客をホームページへ誘導します。
用語の説明
ここで、2つだけ用語の説明をしておきます。「ニーズ」という言葉と「見込み客」という言葉をこの後も当たり前のように使っていくため、念のため、それぞれの意味を確認しておいてください。
ニーズとは
心理学の用語で、個人の行動を動機づけたり、ある対象に対する選択的な方向づけの誘因となるような内面的メカニズムであり、欲求または要求ともいう。
見込み客とは
潜在的・将来的に自社の商品やサービスの顧客となる見込みのある人々。
必勝の15ステップ
次に、生徒集客の方程式の対策の全体の流れを説明します。
“必勝の15ステップ”というタイトルの通り、実践する対策は全部で15のステップに分かれており、「教室づくり」「ホームページづくり」「アクセスづくり」をそれぞれ5ステップで対策します。
「教室づくり」は、ステップ4「誰のための教室か、立ち位置を明確にする」がもっとも大切です。ステップ4のための準備として、ステップ1〜3があると考えてください。
また、ステップ4で「誰のための教室か立ち位置が明確になって」はじめて、ステップ5の「独自性・専門性・楽しさを強化する」に進むことができます。
「ホームページづくり」は、とにかく教室を信頼してもらうためにステップ6からステップ10をそれぞれ実施します。特に順番はありません。ホームページづくりと言っても、デザインやプログラミングなどの技術的な話はしないので、ご安心ください。
「アクセスづくり」は、「当たり前のことをしっかりとやりましょう」という5ステップです。ここで、教室の生徒募集ならではの対策方法を具体的に説明します。
“1番の教室”になるための教室づくり
誰のための教室にするかを決め、その人のニーズを徹底的に満たし、独自性・専門性・楽しさを打ち出し、“1番の教室”をつくります。
教室を信頼してもらうためのホームページづくり
見込み客の関心・興味を引き、感情に訴えかけて心を掴み、お問い合わせを獲得するホームページをつくります。
ホームページを見てもらうためのアクセスづくり
Google や Yahoo! の検索エンジン、SNS やブログ、習い事教室や地域の情報サイトから多くの見込み客をホームページへ誘導します。
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